無料で使えるGitホスティングサービス比較
Post : 2025/4/29 Update : 2025/4/29

仕事では現在GitLabとAzure DepOps、プライベートでgithubを使っています。
過去にはBitBacketをメインで使用していたので、あらためてGitのホスティングサービスを比較してみます。
ホスティングサービスに求める要件
筆者の使い方は今風ではなく、求める要件は
- プライベートリポジトリを持つことができる。
- 容量やファイルサイズの制限がない、あるいは緩い。
の2点です。
個人開発または少人数(2~4人程度)の場合の使用感の感想です。
タスク管理やWikiなどは特に比較の対象には入れてません。
おすすめはAzure DevOps
結論から申し上げますと、個人的に好きなのはAzure DevOpsです。
リポジトリのサイズが最大250GB(推奨は10GB)。
ファイルサイズは100MB以上pushが可能(非推奨)。
とかなり太っ腹です。
次におすすめなのがGitLabでしょうか。
比較したものがこちら
サービス | リポジトリサイズ制限 | ファイルサイズ制限 | プッシュサイズ制限 | メンバー無料枠 |
---|---|---|---|---|
GitHub | 無制限だが理想は1GB多くても5GB | 100MB | 2GB | 無制限 24時間以内に招待できる人数に制限有 |
GitLab | 5GB | 100MB | 明確な制限なし | 5人まで |
Bitbucket | 2GBソフトリミット 4GBハードリミット | 1GB | 3.5GB | ワークスペース全体で 5人まで |
Azure DepOps | 250GBハードリミット(10GB推奨) | 推奨100MB | 5GB | 組織で全体で 5人まで |
各サービスの感想をそれぞれ上げてみます。
GitHub
Gitと言えばGithub。王道のサービスです。
ユーザー数も1億人を超えているのもあり、情報も豊富です。
2019年にはプライベートリポジトリが無制限に作れるようになってから、私もプライベートではGitHubがメインです。
デメリットは
1ファイル100MBの制限が他と比較して厳しめでLFSなどを使わずにUnityのプロジェクトなどのバイナリを含むファイルを入れてしまうと、割と簡単に制限に引っ掛かります。
(そういえば、就活の時にGitHubのアカウントを訊かれるとか、訊かれないとか)
GitLab
GitHubについでポピュラーなサービスです。ホスティングサービスの他にオンプレミス版もあるのでそれぞれの組織で導入して使ったことがあるのではないでしょうか。
マニアックなライブラリがGitLabにあったりします。(個人的)
GitHubと比較してグループ機能があるのはかなりポイントが高いです。
さらにBitbucketやAzureにもない機能でサブグループを作ることができるので階層化も可能です。
仕事柄、複数のリポジトリ立てて運用するのでサイズが小さめのプロジェクトはこっちで管理してます。
またスニペットを使って頻繁に使用するコードや設定ファイルにテンプレートを置いておけるのがいいですね。
Bitbucket
10年前ぐらいはこっちをメインで使ってました。
GitLab同様グループ機能があったのと当時はGitHubのプライベートリポジトリに制限があったので採用していました。
Gitlabには劣るんですが,やはグループを作れるということで採用していました。
Atlassian製ってこともあってJiraとかConfluenceの連携ができるみたですね(使ったことはないですが…)
同じAtlassianが提供しているSourcetreeを使っている人が便利だと言っていました。
Azure DevOps
最近こちらに移行しつつあります。
リポジトリの制限が緩いのが最大のメリットです。
旧Visual Studio Team SericesからリブランドされたこともあってかUIがモダンです。
グループに似たプロジェクトを立てることができるので整理はしやすいです。
デメリットを上げるとすれば
セキュリティ関係のせいなのか、完全にログアウトしないの入れないといった現象が時々あるのが、玉に瑕です。
ただそれでもリポジトリ制限が250GBは太っ腹ですよMicrosoftさん!
ちなみに書いてて気づいたのですがリポジトリの移行に関してはpushサイズの上限が00GBらしいです。
まとめ
以上無料で使えるGitホスティングサービスの使用感でした。
私の求める要件は純粋なGitとしての機能に振り切っているので、
チャットツールとかタスク管理系のアプリについてはあまり知見がないのであしからず。