【レビュー】『Elgato HD60X』 ~BIOS画面をキャプチャしたい~
Post : 2023/9/21 Update : 2023/9/24
かなりオーバースペックな機材を購入してしまった。
仕事で複数のPCを同時に使うのですが、そのたびにディスプレイの接続を変えたり、モバイルディスプレイを出したりするのが少し億劫だった。
また資料作成などでBIOSやCUIの画面の添付するときに画面を映り込みを気にしながらスマホで写真を撮るという方法でやってきた。
ずぼらな私は「できれば椅子から立ち上がりたくない!どうすれば立ち上がらなくて済むのか?」を考えた結果「キャプチャボードで取り込んでOBSとか見ながらやればいいんじゃね?」という考えのもと購入に至った。まえおきが長くなりましたが使用感レビューになります。
仕様
キャプチャ解像度は4Kのみ30fps 2.5K以下は60fps程度となっているようです。詳細な仕様はこちらから
HDMIは入力、出力ともに2.0、3.5mmジャックはライン入力用となっています。
本体に同梱されていたのはHDMIケーブルとキャプチャ用のUSB Type-C Type-A(オス)ケーブルでした。
外観
サイズは112 x 72 x18 mm 重量91gと手のひらサイズ。本体はプラスチックですがマット加工されているのでチープさは感じません。
前面にはLEDと音声入力用の3.5mmジャックがあります。
背面には 左からHDMI OUT, USB C(USB 3.0), HDMI INと並んでいます。
接続
PCにUSBを接続するとWebカメラとして認識しました。
Windows標準のカメラアプリから認識しておりUVCカメラとしても使えそうです。
OBSでも問題なく表示されました。
(OBSを起動した状態で本体を接続をすると認識しないことがありました。OBS再起動で問題なく映りました。)
遅延測定
ディスプレイを複製して時計を表示させてみたときの測定結果はこんな感じでした。
平均100msec前後と通常使用では体感ではそんなに感じませんでした。
FPS系などフレームレートを気にするゲームはパススルーされた映像を見た方がいいですね。
使ってみて
まず全体的に小さく軽い!
同スペックでAverMediaのGC553も何度か使用したことがあり、外寸もそこまで変わらないのですがHD60Xの方が角が丸まっている分さらに小さく感じました。
GC553と比較してHD60Xには排気口はありませんが本体の発熱も人肌程度で熱暴走的な心配もなさそうです。
あとがき
実は購入してから気づいたのですが同じelgatoからCam Link 4Kが発売されていてパススルーの必要が特に必要なかったので用途的にはこちらで十分でしたね。
あとelgatoってCorsairに買収さていたんだね(知らんかった)