【レビュー】見た目だけじゃない『final B2』

Post : 2021/5/3 Update : 2023/9/24

約2年間Jabra Elite 65tを使用していたが、ここ1ヶ月イヤホン本体のバッテリー持ちが悪くなり20分ほどで切れてしまったため、ワイヤレスの最大の欠点を感じていた.

製品自体に大きな不満もなかったが、ワイヤレスのため満員電車で時々切れてしまうのがストレスだったこともあって、再び有線イヤホンを探していたところ、デザインに一目惚れして購入した。

  1. finalとは
  2. Bシリーズ
  3. B2
    1. 外観
    2. 音質

finalとは

2007年にアメリカのコネクターメーカーMolexの子会社として誕生し,2014年に独立した。

ブランドコンセプトは

イヤホン、ヘッドホンという商品は、現在家電製品という新品の時に価値が最大であるというカテゴリーに属しています。

しかし私達は将来、機械式時計のような愛着を持っていつまでも使い続けられ、アンティークとして価値を持ち続けるイヤホン、ヘッドホンを作って行きたいと考えています。

そのためには製品の設計、修理体制など、考え方を具体的な組織や仕組みとして具現化していく必要があります。

https://snext-final.com/aboutus/

「家電製品をアンティークとしての価値を持ち続けるイヤホン、ヘッドホン」

このコンセプトに惹かれてしまった。

B Series

今回購入した、Bシリーズには臨場感重視の『B1』,音場感重視の『B2』 解像度重視の『B3』の3つがラインナップされている。(左からB1,B2,B3)

いつもEDMなどの打ち込み系をよく聴いているのでB1を購入しようと思ったが,作業中ずっと耳に入れっぱなしにすることが多いのでレビューでも疲れにくいという評価があったので今回B2を購入した。

外観

外装の箱は和を感じる紙質で金の箔が押されている。

内容物は本体の他にケースとリケーブル時の滑り止めのシート、サイズ違いのイヤーピースが4セットと保証書が入っている。

筐体はステンレスでできており重量は公式で32gと手に持っているとずっしりと重さが感じるが,耳につけるとイヤピースだけでなく筐体が耳にすっぽり入り重さを感じない。

エッジのあるデザインであるがしっかりと面が取られており、長時間着けていても痛みや疲れを感じることはなかった。

音質

最初の10時間(2時間 ×5日)ぐらいは音量を上げると高音がトゲトゲとした印象だったがだんだんと全体的に丸みがかかり、のびやかで音場が広くかんじる。

中音域は滑らかで音の輪郭は緩めで、EarPods系のイヤホンと比べると少し籠った感じがするかもしれない。

低音もおとなしめの印象。

耳掛け式のため、タッチノイズはほぼない。

付属の耳掛けフックはゴム室で髪とマスクに引っかかてるので使用はしていない。

デメリットとして外出中は常にマスクをしているため、耳にかけたはずケーブルが落ちてたということがあったぐらいだった。

イヤホンとしては高い価格帯であるが、ヘッドフォンをつけているかのような音の広がりを考えると妥当な価格と思ってしまう。

B1,B3も欲しくなってしまった。